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仏教とは?

②ご先祖様のご供養

お釈迦様が亡くなられると、仏教は北インドからアジア各地に伝えらました。
伝えられたその地域の民族性・風土・気候・習慣などにより様々に変容しながら、伝播して行ったのです。それぞれの環境に合ったかたちで受容されなければ、現在、キリスト教・イスラム経と並ぶ世界三大宗教といわれる規模まで発展することはなかったことでしょう。
 

日本には・シルクロード・中国・朝鮮などをを通過しながら、538年に伝わったとされております。

日本にはもともと自らのご先祖様を敬うという、素晴らしい習慣がありました。
「自分が存在するのは父母がいらっしゃたからだ。祖父母・曽祖父母・・・がいらっしゃたから、今の自分の存在があるのだ。これらの方々に感謝を込めて、恩返しをすることは人としての道である。」
という、まことに優しい民族性をもった日本にあっては、仏教は、ご先祖様をおまつりする法要(追善供養)を行うという大きな役割をになうことになったのです。           

 

形はそれぞれ異なりますが、中国や韓国でも、ご先祖様の供養はとても大切なこととされております。
お釈迦様は 、 追善供養の大切さをある説話のなかで語っております。
ある国王が隣国を攻め滅ぼそうとしました。
その際、お釈迦様にその国王が尋ねたのです。
「隣国を攻めようと思いますが、どう致しましょう?」
すると、お釈迦様は次のようにお答えになりました。
「その国がご先祖様を大切にしているのなら攻めてはならない」
それを聞いた国王は、攻め込もうとしていたその隣国が、篤くご先祖様を敬う国であることを知り、攻めこむのをやめたそうです。

 

お釈迦様は、ご先祖様をとても、大切になさりました。 

 
『妙法蓮華経』の中で、弟子たちに次のようにお諭しなりました。
「願わくばこの功徳をもって、あまねく一切に及ぼし、 我らと衆生と、みなともに仏道を成ぜんことを」
 
追善供養などの宗教的な行いを、自らのご先祖様を含めたあらゆる方々に振り向け、多くの皆さんともに、成仏できますように。という内容です。自分だけの成仏ではなく、ご先祖様を含めた多くの方々と共に成仏することを願う、慈悲溢れる行いこそが、追善供養なのです。
 
日蓮聖人は『開目抄』という本の中で、次のように記しておいでです。
「仏道こそ父母の後世をたすくれば、聖賢の名はあるべけれ」
 

仏教は父母の来世での成仏の手助けができる教えである、ということです。

 

また、『十王讃歎抄』の中で、
「追善をなし、逆謗(ぎゃくぼう)救助の妙法を唱えかければ成仏するなり」

 

追善供養を行い、悪人でも助けることの出来る妙法蓮華経を唱えてあげれば、その人は成仏出来るのです、と明言なさっておいでです。

日蓮聖人も追善供養を大切になさったのです。

 
ところで、の追善供養は、ご先祖様のためだけのものではない、ということをご存知でしょうか?
 
仏教には「回向(えこう)」という言葉があります。
追善供養をしたという、善行はご先祖様をお助けするだけではなく、まわり回って追善供養を行ったその本人の善行となり、その本人の幸せの種となる、という意味です。
 
お釈迦様がお勧めになり、日蓮上人がなさった追善供養を是非なさってみてください。現在、幸せな方はさらに幸せとなり、同時にご先祖様もお喜びになります。現在、どうも思わしくないと言う方はその行いがご自身の功徳となり、開運へとつながっていくことでしょう。お聞きになりたいことなどがあれば、どうぞ御気軽にメールをお送り下さい。丁寧におこたえ致しております。
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