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仏教とは?

③現世でのご利益

仏教が日本に入ってきた時、仏教に求められていたものは「鎮護国家」でした。他国に侵略されず、国民が平和に暮らせますようにという願いです。
また、「当病平癒」も心から希求されていた願いです。それは、当時の薬師如来信仰が全盛をきわめたことからもわかると思います。
 

仏教は日本に入ってきた当初から、すでに現世でのご利益が期待されていたのです。

 

お釈迦様は現世でのご利益に関して『妙法蓮華経』の中で、次のようなたとえを使ってお話しております。
困窮している子供を救い、なんとか自分の下で幸せに過ごさせてあげようとして、「倍して汝に値を与えん」と、人をつかってその子供をさとさせるのです。
今までの仕事の2倍の給料をあげるから、私の下で働いてみなさい、とやさしくお誘いするお話です。「長者窮児の喩え」と言われるお話です。 

 

この部分は仏の教えへの縁作りには、ある程度の現世での利益をお釈迦様はみとめていた、と一般的に広く解釈されている部分です。

 

それでは、次に日蓮聖人のご遺文を見てみましょう。
『祈祷抄』の中に、次のような言葉があります。

 

「大地はささばはずるるとも、虚空をつなぐ者ありとも、潮の満ち干ぬことはありとも、日は西よりいずるとも、法華経の行者の祈りのかなわぬことあるべからず。」
「南無妙法蓮華経と申さば、必ず守護したもうべし」

 

つまり、法華経による祈りは叶うのである、と高らかに宣言なされているのです。

 

『持妙法華問答抄』の中では、
「七難即滅・七福即生と祈らんにも、 この御経(法華経)第一なり」

 

と現世での利益が生じることは当然のこと、とされております。
それでは、実際はどうなのでしょうか。お釈迦様や日蓮聖人のお言葉の通り、現世でご利益を受けることが本当にあるのでしょうか?

 

実相寺においては、祈祷本尊である「植髪鬼子母神」様のお力、そしてお題目のお力により、多くの方々が現世でのご利益の享受なさっていると断言できます。
まことに喜ばしいことです。
(どのようなご利益が実際に起こっているのかについては、感謝の声をご覧下さい)

 

ところで、ここで、大切なことをお話しなければなりません。

現世でのご利益とは、幸せに生きる為の智慧を説く
仏様の教えの入り口でしかない 

 
ということです。 病気が直ったり、子供が授かったり、といった現世利益は仏教の入り口に過ぎないのです。そこまでで「もう十分」と、満足してしまっていると言うのは、たとえてみれば、遊園地や動物園の入場口に来ただけで、喜んでいるようなものなのです。
 
入場口から中に入り、アトラクションに乗ったり、動物にじかに触ってみたりするといった本当の楽しみはこれから始まるのに、その入り口で満足してしまっている方が多いようです。まことに、残念なことです。
現世利益により、仏様や神様の存在を確信していただき、その大いなるものに生かされている自分を認識し、心豊かな平安な人生を送っていただくことが、お釈迦様や日蓮上人がお考えになっていたことなのです。
 
皆さんの中には、様々な悩み事や相談事もあろうかと思います。もし、よろしければご連絡下さい。日蓮宗秘伝のご祈祷を駆使し、「植髪鬼子母神」様のお力をお分けしたいと思います。多くの方々が障害を乗り越え、幸せな人生を歩み始めております。
どうぞ、お気軽にご相談下さい。心よりお待ちしております。 
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