実相寺キッズの熱い思い
実相寺では、毎月1回(第2土曜日午後2時から)小中学生を対象とした、実相キッズを開いております。お経を読んだり、季節の伝統行事で楽しんだり、偉人伝や仏様のエピソードをお話したり、子供たちの瞳が輝くようにお手伝いをしております。
始めて、4年ほどになりますが、集まってくる子供たちが2つに分けられることがわかってきました。瞳がキラキラ輝いてる 子とそうではない子です。その違いは、「生きているという実感」 「なにか行おうという使命感」の有無が関係しているようです。
明治維新のころの青少年は、日本が欧米の植民地になってはならない、という使命感を持っておりました。大東亜戦争後の青少年は焦土と化した祖国の復興という使命感を持っておりました。
しかし、現在の青少年はどうでしょう使命感などとは無縁です。
「肩肘張らずに、楽に生きよう」
「差をつけるのは差別だから、運動会の徒競走は全員手をつないでゴール」
「善悪の判断は自分で決めることだから、学校をさぼってもお咎めはなし」
これでは、努力することの喜びを知らないまま、自分の適正がわからないまま、善悪の判断がつかないまま成長してしまいます。
子供にとって不幸、この上ないことです。
仏教では、人には 無限の才能がある、と教えています。
10代の内に自分の適正・才能に気付かせてあげることが、その子の人生ににっとてとても大切なことだと思います。おかしな平等意識や偏った人権意識は、結局は、その子の人生にマイナスしかもたらさないようです。
その子が本当に自分らしい素晴らしい人生を送るためには、悔しい思いをしたり、懸命に努力をしたり、涙を流すほど感動したり、誉められたり、激しく怒られたりする必要があるのだと思います。
それでは誰がそれらを子供達に提供するのでしょうか。必要性はわかっていても、ほとんどなされていないようです。人任せはもう止めましょう。そうと気がついた方が身近な子供達に提供してあげることが必要なのだと思います。
小さくは、その子供の為に。大きくは明日の社会全体の幸福の為に。
これからも、実相寺では様々な方々と、熱く熱く、活動して行きたいと思っております。