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寺院関係者の皆さまへ

寺院関係の皆さまへ

合掌
新型コロナウィルス感染が広がっています。感染予防については、マスコミ等で様々な情報が提供されていますが、専門家によって意見が異なり、その整理もなされていないため、何を信じてよいのか判断に迷っています。寺院における感染予防策についても、信頼できる機関による予防策が未だ提示されていません。
 
日蓮宗同心会では、日蓮宗寺院における活動で、どのような時・場面で感染の危険があるのかを現場の寺院で調査し、それを整理した質問を公の保健機関に相談し、信頼できる感染予防対策集を作成することを考えました。そして都道府県の保健所へ相談することになり、具体的予防策を民間と共同で作った実績のある静岡県賀茂保健所にお願いをすることとなりました。保健所は地域の医療を担当するため、賀茂保健所の管轄地域の地元である日蓮宗静岡県東部宗務所に共同での依頼元になっていただき、併せて布教現場における感染予防の疑問もお寄せいただき、賀茂保健所の指導を仰ぐこととなりました。賀茂保健所には、数回にわたる意見交換を通じて、日蓮宗寺院の現場の布教を知っていただき、寺における様々な状況に応じて、何が危険で、どのような対策が適切であるのかを具体的に提示していただきました。『寺院における感染予防』は、そのような経緯で出来上がりました。
この冊子は、医師や専門家の個人の意見の寄せ集めではなく、公の機関の指導に基づいた感染予防対策です。安心してこの資料を感染予防のガイドラインとして、ご自坊における感染予防にお役立てください。但し、ここに提示されたすべての対策をとっても、100%感染を防ぐことができるわけではありません。しかしこれら予防策の積み重ねが、寺のウィルス感染に対する安全性を向上させ、寺に集まる僧侶・寺族・檀信徒・参拝者の安心感を増します。この冊子が各寺の布教活動の継続の一助となれば幸甚です。

なお、25ページ以降は、プリントし、張り紙としてお使いいただくために作成してあります。張り紙は、檀信徒や参拝者へのお願いの張り紙として、併せてご活用ください。なお、これら資料に宗派等の使用制限は設けませんので、寺の感染予防対策にご自由にお使いください。
寺院の皆さまには、向後寒さが増していく中、ご自愛くださいますようお願い申し上げます。
再拝
日蓮宗宗会議員会派 同心会会長 松永慈弘
お問い合わせ先   同心会感染予防対策チーム 松井大英
ryosenji@quartz.ocn.ne.jp   tel. 0558-22-0657(了仙寺)
 
 

寺院感染対策集(2020-12-08・3238KB)

 
 
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